回転研磨材の総合メーカー ミユキ産業株式会社
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研磨材について

基材
フラップ基材では、研削能率を主体とする場合はR/R(レジン)の基材。仕上げを目的とする場合はG/G(グルー)の基材。特に強力な研削を要する場合は、RZ(ジルコニア)の基材を選択して下さい。
加工補助剤
仕上げで光沢面を重視する場合には、油性研磨剤などの加工補助剤を使用すると、より良い効果があります。
ドレッシング
被研磨物に凹凸面がある研磨では、接触面を形成(ドレッシング)してから使用して下さい。またホイール幅より小さいフラット面の研磨の場合、面ダレの恐れがあり、ドレッシングの必要があります。
加圧
過度の加圧がないようご注意下さい。一般に加圧すれば研削量は向上しますが過度の加圧は研削性が落ち、ホイールの寿命が低下します。
装置
必ず穴径と軸径とを合致させて下さい。
 
使用回転数
製品仕様に表記してある最高回転数以内で使用して下さい。この場合の回転数は、無負荷回転数をいいます。
周速と研削量の関係は下図の例があります。参考にして下さい。

●周速と研削量の関係
周速と研削量の関係
●仕上面粗さ概要 材質:炭素鋼
仕上面粗さ概要
(財)機械振興協会技術研究所「加工技術データファイル・6」より
※製品仕様は、改善・改良のため予告なしに変更する場合がありますのでご了承下さい。
用語解説
鏡面仕上げ 一般的に、鏡のような状態(ある程度ものが映る状態)に仕上げる処理です。仕上がりは感覚的なもので特に規定はありませんが、使用する研磨材の粒度は400以上が望ましいです。
鏡面下地 鏡面仕上げ(鏡のような仕上げ)の前工程として、下地をつくる処理です。
スケール除去 熱処理で発生した金属表面の酸化皮膜(黒錆)を、除去する処理です。
梨地仕上げ 細かくて無方向なツヤ消しの状態に仕上げる処理です。
バリ取り 切断や抜き作業などでできた突起物を、除去する処理です。
ビード取り 溶接時にできた金属の盛り上がった部分(ビード)を、除去する処理です。
ヘアーライン 研磨面をスジ状に仕上げるための処理で、粒度によって仕上がり具合が違います。
前処理 メインの作業工程の前に行う、調整のための処理です。
面取り 角や切断面などを、丸みを帯びた状態や斜めに仕上げる処理です。